友人とめぐる仏、伊はすてきな思いで

ひたすら街歩きイタリア&フランス

友人と二人で、イタリア、フランスをめぐる旅行に行きました。季節は春先で、過ごしやすい時期だったので、移動などの際は楽だったと思います。現地での移動は、タクシー、電車、あとは結構歩いて散策をしました。友人の目的はとにかく写真を撮って残すことだったのですが、フリープランでガイドなど何もついていなかったので、行き当たりばったりの旅を楽しみました。買い物よりも、街の雰囲気を楽しんだり、文化を知る旅にしようという目的でした。

イタリアではフィレンツェのドゥオーモや、美術館めぐりをしたり、ただ街並みを見ながら歩くだけでもとても楽しめました。オプションのツアーには何も申し込まず、二人でひたすら歩いて名所を見つけた感じです。途中の観光地などで、似たような日本人に会うことも多く、情報交換をしたり旅先での友達を作ることもできました。

美味しかったレストランや美術館の混み具合や予約方法など、教えてもらったので不確かなネット情報より信用できて役立ちました。現地の方に頼むのは気が引ける写真を撮りあったりもできたので友人との写真も残すことができました。自撮りはこの年齢になると少々恥ずかしいので助かりました。

思い出4.jpg

フランスでも、ルーブル美術館やエッフェル塔、凱旋門にはじまり、主要な観光地をめぐりました。食事は本格的なフランス料理を堪能したいと思いつつ、本場の高級感に気後れしてしまい、カジュアルに済ませてしまいました。それでも、どこかパリジェンヌ風を味わいたくてフランスパン、いや、バケットを買ってみたりして、雰囲気を楽しみました。香ばしい香りとバターの風味が本当においしく、忘れられない味です。

とにかくイタリアでもフランスでも、日本とは全く違う異国情緒に溢れている街並みを歩くことがとても楽しく、堪能できたと思います。ヨーロッパとひとくくりのイメージもありますが、イタリアとフランスでも全く違い、それぞれの味わいがありました。もちろん、それぞれの国内でも都会か田舎か、どの地方か、などによって違うのでしょうが、次回はまた、地域による違いも楽しめるほど滞在してみたいと思いました。

一緒に旅行に行った友人はとてもパワフルな人で、寝る間も惜しんで旅行を楽しもうとプランをいっぱい考えていたのですが、私が少し体調をくずしてしまい、ホテルで休息をとるような事態になって迷惑を掛けました。しかしながら、友人は一人でもセーヌ川の川下りに出かけ、その間、私はホテルで食べるバケットのような軽食をテイクアウトしに一人で買いに出たり、貴重な体験をすることができました。まさに、怪我の功名ともいえる、楽しい体験でした。

旅行中に一番困ったことといえば、フランスの空港についたときのことです。搭乗時に預けたはずのスーツケースがいつまで待っても出てこなくて、結局、どこか他の飛行機の便に乗せられてしまったことが分かったときです。受付で説明しようにも、フランス語はほとんど分からず、一生懸命英語で話してみたのですが、フランス人の受付の係員の人は、英語じゃ分からない、フランス語で話して、というような旨のことを言い出して、どうすればいいのか分からなくなりました。

いや、英語わかっているでしょ、と思いつつも、フランス人のプライドなのか全く対応してくれず、しまいには友人と二人で、日本語でブチ切れたところ、ようやく対応してくれました。最初から日本語で話せばよかった……というより、アジア人が軽く見られているのかなとも感じました。とにかく、困ったときや感情をぶつけるときは、母国語で話しても十分伝わるということが分かった、貴重な経験でした。でも、今後あまり同じような経験はしたくはないと思います。


Categorised as: